よのなか科体験授業

2/9(土)
エンジン01オープンカレッジ浜松へ行ってきました!
よのなか科体験授業

念願の藤原和博さんの「よのなか科」の体験授業

藤原和博さんは、元リクルートのフェローで海外でも様々な活動をされ、民間人初の公立中学校の校長になった方です。
そのとき、中学校で提唱し実践したのが「よのなか科」です。

よのなか科体験授業
(よのなか科サイトより)


隣の人、そのまた隣の人と、会場全体で、
答えがなさそうなことについて、いろいろ話し合って笑って面白い授業になりました。

すごい楽しかったし、日本の学校の授業がこうなったら面白いのになと
実感しました。
よのなか科体験授業

日本は、山一證券崩壊などの1997年にピークを迎え、そこから変わった。
多様化し、個人が主役となり、自殺者が増えた。
シフトしないと生き抜いてはいけない。

もう前のような、「みんな一緒」で「正解主義」ではない
       →「それぞれ一人ひとり」「修正主義」に。

「成長社会」から「成熟社会」へと頭を切り替えなくてはならない。

「正解」探しではなく「納得」探し

「情報処理力」ではなく、みんなで修正しながら創る「情報編集力」が必要だと。
よのなか科体験授業

それには
頭をやわらかくすること=遊ぶこと。

人間だけが唯一、他者と脳を繋げることができる。
ブレーンストーミング=脳の嵐。
みんなで意見を出し合って(否定せず!)脳を拡張することが大事。それを体験した。

良い悪いではなく、時代の流れとして、
価値観も変わって行っているし、常識・前例を疑うことが必要。とのこと。

それには、
学校支援地域本部=子どもと大人が一緒に学び遊ぶことが求められている、と。

例えば・・・?

「なんで喪服は黒いの?」
この質問に答えられる大人はいるでしょうか?
「黒いって決まってるの!」ではなく、常識・前例を疑うことから真実が見える。

実際は興味深い真実でした。


そして
「不公平」とはなにか?
について話し合われました。

800人の人がいる被災地に700個のロールケーキが届いたら???

実際に起きたことらしいですが、
不公平になるから、と付き返されたそうです。どっひゃ~意味ないじゃん。


もし自分がその被災地のリーダーだったらどうするか?
みんなで考えました。

そこにいた人たちで、手を挙げて割合をみたところ
800人もいたら、100人くらいは糖尿だの甘いものが苦手だので食べない人がいるだろう、ということがわかり、
足りないからこそ、できることがある。知恵が出て

そして、平等にわけることよりも、楽しく笑いに変えて分けることを考えたほうがよっぽど良いということ。
被災地のようなところで長く避難生活を強いられる場合は(被災後すぐではなく2~3ヶ月後)
リスクヘッジよりも、エンターテインメントが必要とされているというお話を聞くことができました。

平等ってむずかしい。
でも、だからみんなで考えないと。紋切り型ではなく・・・

そして!
リーダーシップは民主的ではないそうです。

正解ではなく、納得解

そういうことを
子どものうちからわかるようにしておいた方がいいなと思いました。

正解を探すのではなく、みんなで考えて、混ぜて混ぜて納得する方法を編み出す。

その方が幸せだ


そんな「よのなか科」の体験授業でした。
一緒に行った中学の心の教室の先生も、私も興奮気味で帰宅しました。ありがとうございました。


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