昨日、2013年9月5日
母校である磐田市立豊田南小学校に、大阪のゲーム会社「カプコン」の方をお呼びして
「カプコン お仕事×算数・数学」 の授業が行われました。
この授業は、プロと触れ合う授業を展開している、
NPO法人企業教育研究会が
大阪のゲーム会社
株式会社カプコンと開発した授業です。
（企業教育研究会は、千葉大学や静岡大学の教授や講師の先生方が中心となってキャリア教育を研究し、各企業と様々な授業を企画開発、全国展開しています）
今回は2年生の総合的学習の時間を利用した授業で、138人が2コマに分かれて参加。
講師である広報の土屋さんは50分授業を続けて2回行ってくれました。
母校南中の生徒たち、自発的に挨拶をしていて立派でしたよ～
「ゲームやったことある人？」「はーい」
ゲームという身近で子どもにとっては興味深いものを題材に
働く人たち、それに関わる勉強について、いろいろな視点からお話してくださいました。
・カプコンを含むゲームの歴史
・
ゲームに関わる仕事の内容とその仕事道具との繋がりクイズ
プランナー
デザイナー
サウンドクリエイター
プログラマー
プロモーション
・関数を使ったプログラムについて
キャラクターと武器の組み合わせの確立を当てるクイズ
などを展開し、
学校で習う算数や数学、そしてその他の勉強がゲームの仕事とどう繋がっているか？
ということがわかりやすく伝えられました。
クイズではみんな話し合いながら（先生や土屋さんも交えて）真剣に解いていて
「プロモーションって何ですか？」
「答え、これで合ってる？」
と見回っていた私にも声をかけられました。
近くの人と「こうじゃない？」「いやこうだよ！」と話しながら答えを求めている生徒たちは楽しそうでした。
実際の音を作る現場や、プログラムをする現場の映像が流れ
生徒たちは笑ったり真剣に見入ったりしていました。
ゲームが売り出されるまでに、どれだけの多くの役割の人が関わっているか？
たとえば宣伝にはどれくらいの金額が掛かるのか？
「100万！」「1億！」「1千万！」「10万！」「5000万！」「5億！」と競りのようにみんなから声と笑いがあがり
実際の話を聞いていました。
「ゲームをクリアした最後には何がある？」「エンドロール」
「見る人？」「飛ばす人？」・・・大半が飛ばすと答えました。
そうだよね、エンドロールは長いから飛ばしちゃうし見ないよね～
でも長いってことは、
１つのゲームにそれだけの人が関わっているんだよ
というお話。
身近だけれど、その世界で働く人たちのことって子どもたちからすれば架空だもんね。
「それそれの勉強はもちろん、コミュニケーションが大切なんだよ。だから今の勉強も生活も頑張ってくださいね」という土屋さんのまとめで幕を閉じました。
終了後、２～３人の生徒さんに声をかけて感想を聞いたら、
「ゲーム好きだから、実際に働いている人の話が聞けて面白かった（女の子）」
「モンハンの話が聞けてうれしかった（男の子）」とのこと。
その後、校長室で校長先生と今回の担当の先生、カプコンの土屋さんと感想などをシェアして
こういう外部のお話をこれからも聞きたいという希望も聞けて
磐田のキャリア教育を頑張りたいですね、ということで解散しました。ホッ。
そして、大阪まで帰る土屋さんを駅までお送りしながらいろいろ情報交換！
ゲームリテラシーもやっていきたいということ、
日本は学力はあってもやる気やそれが将来に繋がっているという意識が諸外国に比べて低いということに対して何かできないかという同じ思いなどをお話しました。
ちなみに、浜松出身の同僚に「ぜひ、さわやかでハンバーグを！」と言われてお昼に食べたそうで「美味しかった」と言っていました。
はるばる磐田まで、２コマの授業、大変お疲れさまでした！またよろしくお願いします。
今回の授業は、カプコンさんのサイトでも紹介されています。興味のある方はお問合せください。
http://www.capcom.co.jp/ir/csr/csr04.html
初めて実現したキャリア教育の授業、本当に面白かったです。
生徒たちの何人かでも何か感じて頑張る力になるといいな～
ありがとうございました。
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